新東京グループと呼ばれる会社がありますが、この会社は資源等を再利用することを目的とした事業を行っています。
最近は、ゴミ問題が非常に深刻化しています。
ゴミ問題の原因はいくつかありますが、そのうちの1つは世界中が豊かになったことと言えるでしょう。
ゴミが増えた原因
日本に至っても同じことが言え、間違いなく昔に比べると経済的に豊かになったといえます。
例えば、昭和初期や明治時代等と比較すればわかりますが、そのような時代に比べるとやはり贅沢になったと言えるでしょう。
昔は、ものが十分になく貧乏な国でしたが、昭和20年以降に経済成長がスタートしました。
昭和20年代は、大きく経済成長をした事はありませんが、積み重ねにより昭和30年代には大きく経済成長を達成したわけです。
さらに昭和40年代も同じように経済成長し続けて、昭和50年代にはいよいよアメリカに次ぐ第二位の経済国になりやがったのが日本の特徴といえます。
ただ、その後もやはり経済成長を続ける中で人々の暮らしがとても贅沢になりゴミが増えていきました。
ゴミが増えたことにより、ゴミ処理場の問題が出てきます。
人口が増えた
もう一つの問題点は、単純に人口が増えたからです。
2015年あたりからは日本の人口は減少していますが、それでも戦時中などと比べるとそれでも40,000,000人ぐらいは多い計算です。
単純に人口が1.5倍ほど増えているため、当然消費するものも多くなります。
最近の技術でゴミを最小限に抑えることができていますが、まだまだゴミ問題が解決したとは言えない状況です。
そこで、新東京グループと呼ばれる会社が立ち上がりました。
新東京グループが目指すこと
この会社が目指すのは、ゴミを減らし再利用できるものを再利用して世の中をより良くすることです。
少なくとも東京周辺のゴミ問題はますます深刻化しているため、どこかでこのような企業が活動するしかありません。
発生抑制
具体的にどのようなことをしているかと言えば、まず発生抑制になります。
発生抑制とは、ゴミを発生させないようにすることです。
例えば、商品を1つ作った場合様々な入れ物に出る事がわかるでしょう。
羊羹などをお歳暮に送る場合でも、羊羹を入れている箱があり、さらにその中に包み紙があり、そして銀紙などがありようやく羊羹が見えてくるわけです。
そうすると、3種類の包み紙や箱などが使われていることがわかります。
それだけ、多くのゴミが発生していることが理解できるでしょう。
とは言え、包み紙を1枚だけで相手にお歳暮として贈るのはあまり妥当ではありません。
それだけでなく、過去には包み紙が不十分だったため様々な問題が発生しています。
そのようなことを考えると、単にすべての包み紙を少なくすれば良いわけではありませんが、それでも必要最小限に抑えるような仕組みを作ろうとしているわけです。
再利用
2つ目は、再利用することです。
いちど使ったものであっても、もう一度使えるものは再び使おうとする考え方になります。
例えば、机が壊れた場合高度経済成長期ならばすぐに買い換えたかもしれません。
確かに1カ所壊れれば、不満を感じるかもしれませんが、そのようなゴミが出た場合でも潔く捨てるのではなく、もう一度修理をして使えるようにするわけです。
結果的に、再利用をすることでゴミを減らすことができます。
小さなものならば特に問題ありませんが、ある程度大きなものになるとゴミの量もかなり増えてしまうでしょう。
そこで再利用をすることで、極限までゴミの発生を抑え地球の環境にやさしい暮らしを推進しているわけです。
再資源化
3つ目は、再資源化と呼ばれるものがあります。
リサイクルと呼ばれる言葉で言っている人も多いですが、例えば空き缶などが出た場合にはそれをそのままゴミとして捨てるのではなく、もう一度熱で溶かし再び新しい缶を作っていくのが特徴です。
実際にそのような仕組みを工場内に整えており、その効率化のおかげで大きくゴミを減らすことができました。
実際日本では、再資源化できる素材がいっぱいあり、これを再資源化することで多くの人に役立っています。
再資源化するとなると、もともとはゴミだったものを新しくするためその事実に対して抵抗がある人でも安心して利用することができます。
建物の木材等もやはりこれに該当すると言えるでしょう。
家を一軒解体すると、かなりのゴミが出てきます。
このゴミは、そのまま捨てるのではなく使える部分を使い、そして再資源として利用することができれば、わざわざ熱帯地方の木材を伐採する必要もなくなります。
熱帯地方の木材の場所が非常に深刻でそれが原因で土砂崩れになるようなことも考えられるわけです。
まとめ
もしこれを抑えることができれば、企業としてもかなり社会貢献をしていると言えるでしょう。
この会社の工場の内部には、枯れ木の粉砕などを行う装置もありますが、なんと1日に700トン近くを粉砕することができます。
一方プラスチックの粉砕も21トンまで可能となっており、短い時間でたくさんのものを同時処理できるのが大きな魅力と言えるかもしれません。
最終更新日 2025年5月19日
