血圧とは、血管の中に流れる血液の強さが血管の内壁にかける圧力のことです。
血管には動脈と静脈がありますが、一般的に言われている血圧は動脈のことです。
血圧は心臓の収縮と拡張によるもので、収縮期血圧と拡張期血圧と呼び、収縮期血圧のことを最高血圧(一般的に上と言われています)、拡張期血圧のことを最低血圧(一般的に下と言われています)があります。
人間の血圧は左心室から大動脈弁を出た時の血液の流れの強さのことです。
人間としての血圧の正常の範囲は収縮期血圧(最高血圧)で130mmHgより下で、拡張期血圧(最低血圧)は85ミリHgより下とされています。
体内には血圧が上がると反射的に下げるように働く血圧反射機能があります。
これは自律神経を使い無意識で行われ心拍数が減少したり、血管が拡張したりして、血圧を下げています。
また、健康な人でも年齢と共に血圧は上昇傾向にあります。
上記に示した正常範囲は21世紀になってから決められた数値です。
年齢別で血圧が正常範囲にある割合は男性では30代が約6割、40代が約4割、50代が約3割、60代では約2割です。
女性では30代が約8割、40代が約6割、50代が約4割、60代では約2割となっています。
この正常範囲を超えた数値の血圧が続いている状態を高血圧症といわれ、逆に低い状態が続いいると低血圧症といわれています。
高血圧症は生活習慣病の代表的な疾患の一つです。
血圧は一日の中でも変動がかなりあります。
座っている状態から急に立ち上がった時は一時的に血圧は下がりますし、食事後は上がります。
寝ている時は一日のなかで一番低く起きるて活動し始めると上がっていき午後には高くなります。
入浴では、適度な温度だと下げますが、高い温度だと上がります。
飲酒も同じように適度では下がりますが飲みすぎると上がります。
喫煙では血圧は上昇していきます。
性別や体格でも変わり、女性の方が約10mmHgぐらい低いとされていて、肥満の人は高くなる人が多いです。
血圧 下げる
運動するなら自然の中で 血圧に違いが
《集中連載》血圧計「一家に1台」は当たり前 日常数値を記録、治療の基に
最終更新日 2025年5月19日