脱サラをして独立起業を目指している方の中には、初期投資に費やす資金が不足していて、資金の調達先で迷っている方も多く存在しているのではないでしょうか。
十分な資産を持っている方や、銀行口座に多額のお金を貯金している方、過去にクレジットカードなど金融に関する事故を起こしていない方、更に事業計画書の内容が十分に将来の発展を見込めるような場合では、銀行から融資を受けたり、公的機関から融資や補助金を受け取ることも可能です。
資金調達の方法
ところが、信用度が低く将来の展望も未知数という方は、対象外になってしまう可能性はあるので、他の方法を模索する方も少なくはありません。
例えば土地、不動産を所有している方は担保に入れて貸し付けを受ける方法もあり、消費者金融からキャッシングという形でお金を借りる方法もあります。
独立起業によってスタートアップをするには、事業内容により違いはありますが、まずは自宅を事務所にする方法や社員を雇わずに家族でサポートをする方法など可能な限りコストカットをしてスタートすることも下手に借金をするよりもメリットを感じることはできます。
事務所の他、倉庫や営業車の駐車場を確保したり、専用の電話回線やネット環境を整える場合は初期段階では最小限の範囲、安く設備を整えられる方法を検討することも資金不足の方には効果的です。
分かりやすい事例では、営業車と大型複合機はリース契約を行う方法であればイニシャルコストをゼロにしてスタートできます。
エンジェル投資家から支援を受ける方法は非常に効果的
このような範囲で独立起業ができれば何ら問題はありませんが、それでも資金不足により思い描いた仕事ができないという条件下では、エンジェル投資家から支援を受ける方法は非常に効果的です。
投資家といえばそもそもが潤沢な資産を持っている方に限定されてきた時代的背景がありますが、エンジェル投資家の場合は一般的な普通の方が投資家として無理をしない範囲での額面を投資するという新しい資金を作る方法です。
ここで問題に感じる方の中には、エンジェル投資家が自分の会社情報を把握することができるのかどうかという不安を抱える場合も想定できます。
この内容においてはインターネット上に資金調達を希望する経営者とエンジェル投資家をマッチングする会社がサイトを開設しているので、登録をすることによりサイトの一覧に掲載をしてもらえます。
事業計画を含む独立起業を目指すかた、既に一定期間の経営実績がある方で、投資することにリスクを感じないという条件が整っていれば、投資家が沢山集まるようになり短期間で目標とする額面に到達することは決して不可能ではありません。
原則として投資する方に制限は設けていない
サイト運営側により違いはありますが、原則として投資する方に制限は設けていません。
普通の会社員の方でも参加することができ、投資する額面も自分で決めることができるので、双方にとってメリットがある方法です。
投資をした方は、投資先の会社の利益が高まった段階で、投資額に合わせた配当金を受け取る他、会社の株を購入することもできることから、ウィンウィンの関係を築くことができます。
この方法は1度限りの利用ではないことにも着目すると、独立起業によって会社を運営をスタートさせ、数年後には十分な売り上げ実績を積み重ね、会社の利益も資産も増やすことができた後には、更に会社を大きく発展させることは自然の流れではないでしょうか。
例えばオフィスを広い物件を借りて引越しをしたり、営業車両を増やしたり、取り扱い商品やサービスを増やすような時、自社工場を設けて自社開発品を製造するようなタイミングがあれば、再度エンジェル投資家からの支援を受けることにより、余計な借金と高い利息を支払わなくても資金調達は順調に行うことはできます。
投資をするには元本保証は皆無と考えて間違いはない
正に助け舟的な存在として考えることができ、現在では何らかの方法で投資を検討している方が増加している事実も背景として、何度でも利用することは可能です。
投資家からの視点では本来であればローリスク、ハイリターンが最適な条件になりますが、投資をするには元本保証は皆無と考えて間違いはありません。
そのため、分散投資という方法でリスクを軽減することを実践している方も増加傾向にあるので、独立起業をする方が金銭的不安を抱えていても、サポートをしてくれる投資家が現れることは珍しいことではないことから、エンジェル投資家の方法は効果的です。
登録する会社による違いはありますが、目標額に達するまでの期間は2日から3日で到達している事例も多いので安心して登録をすることは推奨できます。
尚、マッチングを行っているサイトの運営会社により、規定や規則等の条件が異なる場合があるので、依頼をする前にはいくつかのサイトを比較検討することにより、本人にとって最適な条件で資金調達を行えます。
まとめ
独立起業をスタートし、上手く発展を遂げた方の場合で、何度も投資家に助け舟を出してもらう必要性を感じている場合は、専門職である税理士を顧問にしておくとトラブルの起きない会社運営を続けられると増田裕介氏も解説しています。
最終更新日 2025年5月19日